雑学

母の日って外国では、いつ・どんな風にお祝いしている?

2017/04/19

日本では、5月の第2日曜日に決められている母の日。

日本人なら「母の日には毎年カーネーションを贈っている!」
という人も多いですが、
これって、世界中で共通の習慣なのでしょうか?

世界ではいつ、どのように母の日をお祝いをしているのか、調べてみました。

 

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日本での母の日の由来は?

日本では一般的に、母の日は5月の第2日曜日とされていますよね。

この由来は、元は1913年に青山学院母の日の礼拝が行われ、
その時の女性宣教師たちの熱心な働きかけにより、
日本の中で母の日が定着していくきっかけになったといわれています。

それ以外にも、
大日本連合婦人会皇后の誕生日を母の日に制定しようとしたり、
1937年の5月8日に森永母の日大会が豊島園で開催されるなどの変遷があり、
1949年ごろから、今のようなアメリカに倣った5月の第2日曜日に行われるようになった
とされているようです。

 

アメリカでの母の日の由来は?なぜカーネーションを贈るの?

では、その大元であるアメリカではどのように始まったのでしょうか?

アメリカのウェストバージニア州で、アン・ジャービスという女性が
南北戦争中、敵味方問わずに負傷兵の衛生改善のために地域の女性を結束させた、
「母の仕事の日」というものがあります。

このアン・ジャービスの娘であるアンナが、ジャービスの死後に
母が日曜学校の教師をしていた教会で記念会を持ち、
白いカーネーションを贈ったことが母の日の起源だとされています。

そして、1908年5月10日、
この教会に470人の生徒と母親たちが集まり、最初の母の日を祝い、
アンナは参加者全員に母・アンが好きだった白いカーネーションを渡しました。

このことが、母の日にカーネーションを贈る由来です。

 

世界の様々な母の日

このような日本やアメリカをはじめ、
他の多くの国でも5月の第2日曜日が母の日とされています。

母の日は、世界的に見ても5月に行われる場合が多く、
「母の日があるなら」と作られることの多かった父の日よりも、
比較的同じ時期にまとまっているようです。

 

また、国際女性デーである3月8日を母の日とする国も多く、
セルビアやボスニア・ヘルツェゴビナ、
マケドニアなど南東ヨーロッパ方面では特にこの傾向が強いようです。

 

変わったところでは、
8月12日が母の日とされるタイがあります。

タイの母の日は国王妃であるシキリット王妃の誕生日が母の日とされています。

王妃の誕生日が母の日というのは
王国としての文化が根強いタイならではかもしれませんね。

 

また、日本のお隣韓国では、母の日ではなく、5月8日が両親の日とされており、
両親だけでなく、日ごろから親同然に接してくれる人たちにも、
花などの贈り物をすることが多いそうです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

母の日のカーネーションといえば赤いものとばかり思っていましたが、
起源をたどれば白いカーネーションだったり、
母の日の決め方も国や地域によってさまざまだったり。

こうやって改めて調べてみると、思いもよらぬことばかりでした。

しかし、祝い方や日付は違っても、
どこの国でも母を大切に思う気持ちは変わらないということが伺えるようですね^^

 

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