日本人なら知っておきべき「日本五大桜」とは!?
お花見と聞いて
「お酒がうまくなる季節だな~~^^」
なんて思ってる不埒な輩は、おりませんか!?
え?あなたがそう?
奇遇ですね、私もなんです。笑
しかしお酒が美味しいのも良いですが、
日本人たるもの、
メインであるお花見のほうの雑学も最低限、心得ておきたいとは思いませんか!?
お花見というのは
日本古来から続く歴史ある立派な文化なのです!
というわけで、今回は
『日本人ならぜひ知っておきたい五大桜』
をご紹介します!
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Contents
日本の五大桜とは?そう呼ばれるようになった由来は?
この桜大国の日本において、桜の名所は全国に数あれど、
なんといってもぜひ知っておきたいのが『日本五大桜』です。
はて、
日本五大桜とはなんぞや?
日本五大桜とは、国の天然記念物に指定されている
古くからある特に立派な5本の桜のことを指します。
それぞれの所在地は北から順に、
福島県、埼玉県、静岡県、山梨県、岐阜県です。
というわけでまずは福島県の桜からご紹介しますね。
福島県◆三原滝桜
こちらは三原滝桜と呼ばれるとても大きな枝垂桜です。
「三春の滝桜」や、短く「滝桜」とも呼ばれているそう。
日本五大桜にして、三大巨桜のひとつでもあるこの木は
なんと、すくなくとも樹齢1000年は超えているそうです。
日本の歴史的な人物で言うと
藤原道長さんに会える時代から生きているということですね!
天保の時代には、加茂季鷹の詠んだ
「陸奥にみちたるのみか四方八方にひびきわたれる滝桜花」という歌で
広くその名を知られたとか。
2011年の震災では小枝がいくつか折れるなどの被害にとどまったそうですが、
原発事故の影響で一時大幅にお客さんが減ってしまい、大変だったようですね。
夜桜のライトアップなど、とても有名なので
できれば昼と夜でそれぞれ足を運んでみたいものです。
埼玉県◆石戸蒲ザクラ
お次は埼玉県の石戸蒲ザクラ。
これは樹齢800年くらいだそうなので、
平氏と源氏が争っていた頃ですね。
この桜もどうやら源平合戦に巻き込まれていた(?)ようで、
源氏の源範頼という武将がこの桜に隠れて生き延びた、
という伝説があるんだそうです。
1922年に国の天然記念物に指定された当時は
相当な巨木だったそうですが、樹勢の衰えた現在は
4本あった幹が1本のみになってしまっているとのこと。
ちなみにこちらの桜は、
ヤマザクラとエドヒガンの自然雑種で、
なんと世界でこの1本しか存在しないんだそうですよ!(かっこいい!)
静岡県◆狩宿の下馬桜
こちらは静岡県にある狩宿の下馬桜。
「駒止めの桜」という別名もあるんだそうです。
由来は、桜のあまりの立派さに
源頼朝がわざわざ馬を降りて見に行ったことから。
その際、馬を桜に繋いだという話もあるようです。
う~ん。確かに画像で見ただけでもすごい立派…と思いきや、
実は、こちらも度重なる台風の被害などにより
現在ではその本来の面影は感じられない程に小さくなってしまったそう…
ホントはもっと大きかったんですね。しかしそれでも立派です。
こちらは五大桜のなかでも、
1952年に国の特別天然記念物に指定されているそうですよ。
さて、残り2本。
山梨県にある山高神代桜と、
岐阜県の根尾谷の淡墨桜です。
山梨県◆山高神代桜
山高神代桜ははるか神話の時代、
ヤマトタケルノミコトが関東の方を征服しに来た際に植えたといわれる桜です。
と言われても、なんだか壮大すぎてピンと来ませんが
その姿の神々しさを見ると、納得せざるをえないような迫力を感じます。
樹齢は、1800年とも2000年とも言われているんだとか。
実際に訪れたことのある有名な人物では、
仏教の一派である日蓮宗の開祖、日蓮が
鎌倉時代にこの樹の衰えているのを見て祈ったところ、樹勢が蘇った、
という伝説が残っていることでも有名です。
こちらも日本五大桜にして三大巨桜のひとつに数えられています。
岐阜県◆淡墨桜
最後に岐阜県、根尾谷の淡墨桜。
こちらも日本五大桜にして三大巨桜のひとつです。
大きい桜はやはり樹齢からしてすごい!
この樹も樹齢が1500年あるいは1600年以上ともいわれている大老樹です。
近くのお寺ではこの桜に関する伝承の記録が残されているそうなので、
きっと本当に1500年以上も生きているのだなあと、圧倒されます。
これまで2度も枯死に近い状態に陥ったそうですが
地域の人々の手厚い保護により、今も毎年花を咲かせているのです。
まとめ
いかがでしたか?
日本五大桜…
そのどれもが、
五大桜と呼ばれるだけの長い歴史と風格を持ち合わせていますよね。
この日本の歴史に寄り添いながら
生き続けてきた老樹たち。
知っておくだけでなく、
日本人なら死ぬまでに一度は、その足で見に行っておきたいものです。
それも、できれば桜が満開の季節に…
(めちゃくちゃ混むんでしょうが…)
しかしそれにしても、
なんだか東の方ばっかりじゃありません!?^^;
西の方にもなんかちょっと分けてほしい!笑
とは言え、
五大桜には数えられない樹でも、
きっとそれぞれの土地に
それぞれの歴史の中で生きてきた巨木というのがあるはずなのです。
五大桜はなかなか簡単には見に行けないかもしれませんが、
自分の故郷や地元で『一番立派な桜』を探してみるのもいいかもしれませんね。